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塾長メッセージ

交人知愛第5号アップしました

2022年10月22日 今日は第5回研修会です。登米救急隊の方の救急隊の方のお話を拝聴します。交人知愛第5号をアップしました。

交人知愛第5号.docx

 

  
 


登米市耕人塾

塾長のつぶやき

第2期 5号

令和4年10月22日

文責  千葉和彦

~これからは~

引き受けた仕事は試され事
いよいよ今日で5回の研修は終了です。いろいろな行事と重なって参加できなかった時もあったと思います。それでも調整をしながら全てに参加してくれた塾生も数多くいました。お疲れ様でした。

次回は閉塾式です。できれば一人ひとりに修了証を手渡ししたいと思います。

昨年度はコロナのために代表で受け取ってもらいましたが,いつも「コロナのためにできなかった」と言い訳をしていたら,これからは何も出来なくなります。人生は一期一会!!「どうすればできるか」を考えるようにしたいと思っています。

佐々木崇哉さんという運営委員がいます。彼の経歴は美大卒!いつも,どんなことも精一杯仕事をこなします。今,豊里小学校に勤務しているのですが,学芸会で使用する小道具の製作を頼まれています。その出来栄えがまたすばらしい!!魚や樹木が本物のようです。彼は書道も師範の免許を持っており,看板製作から賞状の作成に至るまでひっぱりだこ!!私も耕人塾の仕事をお願いするのですが,いやな顔ひとつせずに引き受けてくれます。出来栄えはプロも腰を抜かすほど・・・。決して頼まれ仕事と思わずにするから,こうした完成度になるのだと思います。まさに,頼まれ事は試され事!!信頼を勝ち得る秘訣です。

私が教頭時代のことでした。当時の校長先生が,私にある仕事を依頼しました。教師の仕事とは全く関係のないボランティア。私は内心「こんなに忙しいのに」と思いながら,夜遅くまでやりました。

ところが,精一杯仕上げたはずの仕事が,ミスばかり・・・・・。校長先生がとうとうやり直す羽目になってしまいました。この失敗から私は多くのことを学ばせていただきました。

「嫌々やっていてもいい結果は生まれないこと」「やれされているうちはけっして自分の力にならないこと」「『忙しい』を理由にしているうちは,何をやっても中途半端で終わってしまうこと」・・・・・最も大切なことは「俺がやらなければ誰がやる」という使命感を持つことです。本当の信頼はそこからしか生まれません!!

昨日,ドラフト会議で巨人が1位指名した高松商業高校の浅野翔吾選手がこんな話をしていました。

「イチロー選手が私達の学校に来て指導してくれたとき,『全力で事に当たるなかで,形を作れ!』という言葉をいただきました。つまり,どんなことにも手を抜かずにやりきれということです」

「忙しいから」「頼まれたことだから」「後でやるから」という気持ちからはいい仕事は出来ません。

最後に,塾生の皆さんも,いろいろな機会に仕事を頼まれると思います。心を込めて,使命感を持ってやり抜いて欲しいと思います。そして,そのとき大切な心構え!!「してあげる」ではなく,「させていただく」という謙虚さを持つことです。                                                                                                                                               

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交人知愛第4号アップしました

 

 

 

 

 

第4回の研修会が9月25日 長沼フートピア公園で開催されました。おかえりモネの舞台になって全国的に知名度が上がったこの公園は,多くのアウトドア派の人々がオートキャンプで訪れる場所でもあります。

 今回は奉仕作業。中学校新人大会の前週ということもあり,参加人数が少ないことが予想されましたが,25名の塾生と9名のスタッフが参加してくれました。

それに加えてスタッフの家族も手伝ってくれました。千葉宏幸 教学副委員長と美人奥様,かわいい3人の子どもたちと岩渕有座・あゆみご夫婦スタッフの2名のかわいい子どもたちが一生懸命ゴミ拾いに汗を流してくださいました。こんな風景を見ていると疲れも吹っ飛んでしまいます。本当に有り難うございました。

1週間前にクリーンキャンペーンで清掃作業したことや利用する人々のマナーアップで大きなゴミはありませんでしたが,ゴミ袋1つ分のゴミを回収することができました。

今回の作業は「積善陰徳」・・・人知れず人のために尽くして 自分の徳を積んでいくもの。ゴミを拾うことで地球という環境が美しくなり,さらには自分の心を浄化する。まさに一石二鳥ですね!!

今回の奉仕作業から耕人塾のロゴ入りのピンク色ビブスをつけての活動となりました。

終了後は耕人塾スペシャルアドバイザーである上杉皮膚科医院医院長 上杉恭弘先生がお弁当を50個プレゼントしてくれるビッグサプライズ!!本当に感謝感謝の1日でした。

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交人知愛第3号

交人知愛第3号.pdf

第3回の研修会が8月20日 米山町中津山公民館で開催されました。登米市民病院の診療看護師として毎日忙しく働いている大槻 恵さんが講師を務めてくださいました。

 大槻さんは中田町出身で,中田中学校時代は私の教え子でした。真面目で,どんなことも責任感あふれる活動をする生徒だったことを今でもはっきりと覚えています。熱意と誠意の感じる講話は,拝聴する塾生や耕人塾スタッフの心の中に響いてきました。

 仕事はもちろんのこと,中学校時代に登米市中学校弁論大会に出場した原稿もしっかり保管していて,この研修会で披露してくれました。

 大槻さんの看護師になるきっかけはおじいちゃんの事故がきっかけでした。仕事中の事故で障害者になったおじいちゃんを必死に看護するおばあちゃんの姿を見て「私も将来看護師になって,身も,心も傷ついた患者さんに優しさと生きる勇気を与えられる人になりたい」と考えるようになったということです。

 以来,多くの時間を費やし,妻として,母として家庭と仕事を両立させるかたわら,大学院を出て,いろいろな資格を取って,診療看護師になり,現在忙しい日々を送っています。

 講話の一つ一つの中に,熱血さと純粋さが伝わりました。時には,思いをこらえきれずに涙する場面が,一層塾生たちの心を引きつけました。

 講話終了後に,いろいろな質問を受けて,一つ一つ丁寧に応えてくれました。本当に「命の現場」を感じさせる,素晴らしい研修会になりました。

 大槻さんのように自分の信念を貫き通せる大人はとても魅力的です。自分の仕事に誇りを持ち,突き進む覚悟が見えます。また,いつも多くの耕人塾スタッフの皆さんが支えてくださったことも感激です。塾生のみなさん!!中高生に真剣に関わってくれる大人がいることを支えにしながら,大志を抱いて下さい。

 

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交人知愛第2号

 

登米耕人塾

塾長のつぶやき

第2期 2号

令和4年8月9日

文責  千葉和彦

~患者の命と向き合う~

東大病院から地方の医療充実のために                    

  今回はやまと在宅診療所の所長「田上佑輔先生」に講話をいただきました。

 7月23日は宮城県中総体があり,数人の塾生がその関係で講話を聞くことが出来ませんでした。それでも26名の塾生が参加し,熱心に講話に耳を傾けていました。

 また,今回は登米市の多くの店舗で見かける「まちナビ」が取材に駆けつけてくれました。この広報誌は「現役中高校を応援するメッセージ」のコーナーを企画しており,毎月3万部発行するすごく熱い応援紙です。手に取ってみてください。佐沼高等学校の部活動紹介やラグビー部の活躍の様子,あるいは古川学園吹奏楽部の演奏会等々,身近なスクールナビが満載!!勉強になること確実ですよ!!

 今回の講義は,田上先生の生方方,考え方,仕事の様子を深夜TVでドキュメンタリー番組として30分放映されたものを一部始終を見てもらいました。

 そしてその後,田上先生をはじめとする医療スタッフを支えるコーディネーターである菱沼さんにやまと在宅診療所の現場の姿を伝えていただきました。

 その後に田上先生が医師として,どのように患者の最後まで看取るか,その覚悟と,医師としてではなく,患者と接する一人の人間としての苦悩を赤裸々に話してくれました。

 塾生に「苦しいときこそがんばれ」と話しかける先生の言葉は,先生自身へ投げかけているようだと私は感じました。

 塾生から多くの質問が寄せられ,時間が足りなくなってしまいました。講話の後,田上先生は仙台に向かわなくてはならず,タクシーでくりこま高原駅へ・・・・30分近くタクシーを待たせ,熱く耕人塾生に時間を割いてくれました。田上先生!本当に有り難うございました。

 今回,「忘己利他」と揮毫した色紙を塾生一人ひとりに配布しました。

これは,運営委員の佐々木崇哉先生が多くの時間を費やして書いてくれたものです。大切に飾り,この意味を胸に刻んでほしいとおもいます。

                                                                                                                                                    

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交人知愛第2期1号

交人知愛第2期第1号.pdf

 この写真は皆さんご存じのように登米尋常小学校(登米小学校の前身)です。私の学び舎でもあります。
 今考えると,この学校が私の人生の出発点だったと思います。この校舎の前に小学校6年生の頃,いたずらをして正面にある校舎のバルコニーにバケツを両手に持って立たされたこともありました。でも,その担任が後に,東和町の教育長となり,私を東和中学校の教師として採用してくれました。これが本当の「縁」なんですね。「人はご縁で生きている」とはまさにこのことです。
 さて,第2期耕人塾生の皆さん!! 入塾していただき,心から感謝申し上げます。
 この耕人塾は昨年度から活動していますが,第1期から引き続き入塾して,多くのことを学ぼうとしている塾生もいます。とても素晴らしいことだと思います。学ぶことにゴールはありません。学校で知識を学ぶことも大切なことですが,いろいろな機会に多くの人たちと出会い,生き方や考え方を吸収することは学校という小さな枠の中ではなかなかできませんし,それこそが人間力を育ててくれる力となります。どうか,多くの人と出会い,学び,自分自身を成長させて欲しいと思います。
 塾生の皆さんと同様に,私たちスタッフも多くの人と出会い,学びながら,人間として一回りも二回りも成長していきたいと思います。もちろん,あなた方と出会えたことも「一期一会の縁」ですから,塾生の皆さんからもいっぱい吸収したいと思います。どうかよろしくお願いします。
 今年度のテーマ「「自他の生命の大切さを見つめ直し,命を守るために自分たちのできることを考えよう」は現場で働く人々の話を聞きながら,「今 自分に出来ること」「今 大切にしなければならないこと」を考え,周りの塾生と意見を交換しながら「考動 発信 未来に!!」を掲げて実践に結びつけていきたいと考えています。登米市の現状も知りながら,登米市の魅力も発見出来たら最高ですね!!
 
1号の結びに,第1期塾生だった佐藤小寿百さんと浅野美咲さんが大学に進学しながら,スタッフになってくれたことも私たちには大きな喜びです。

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塾長のつぶやき第8号

 耕人塾「交人知愛」8号.pdf

 

今日は登米耕人塾 第1期修了式の日です。コロナ禍で,5回を予定したアクションTが4回で終わったことは残念なことではありますが,4回のアクションTは本当に素晴らしいものだったと思います。運営委員や教学委員のスタッフも全てが始めてのことであり,いろいろなことが制限されて,闇の中を手探りで突き進むような状態で知恵を出し合い,今日という日を迎えました。

 でも,そんな時ってみんな必死なので一番良いものが出来上がるし,思い出にも残るものです。みなさん!!本当にお疲れ様でした。そして,有難うございました。

また,尾形ヘッドアドバイザーや多くの会社の方々から協賛をしていただいたことも,私たちにとっては活動の原動力になりました。厚く御礼申し上げます。

 前回の講話で,やまと在宅診療所登米の医院長 田上佑輔医師にも,快く,無償で講演を引き受けていただきました。とても,ためになる素敵な内容でした。朝日新聞に掲載された若き外科医 田上佑輔医師の記事を皆様に紹介します。郷土タイムスに掲載された記事と併せてご覧下さい。

 さて,第1期の修了にあたって,私の方から塾長メッセージをお届けします。

 私が,東松島市立矢本第一中学校の校長をしていた時,当時東松島市の教育長をされていた石巻耕人塾 塾長の木村民男先生からいつも校長会で話されていたことがあります。それは「不如学(まなぶにしかず)」ということ。教える者は教えられる者以上に,常に学び続ける姿勢を持たなければならないということです。

 私は今も中田中学校で教師生活を続けていますが,生徒以上に情熱と学び続ける姿勢を持ち続けようと思っています。この2つのいずれかでも欠けてしまった時は教師生命に幕を降ろす時だと考えています。塾生の皆さんも常に学び続ける気持ちを持ちながら,夢をつかんで欲しいと思います。

 そういう意味においては,この耕人塾も1期で終わるものではありません。2期も,3期も塾生として学び続けてほしいと強く願っています。そして,いずれは耕人塾のスタッフとして後輩達を育てる側になってくれればこんなにうれしいことはありません。

 また,書家であり,詩人でもある相田みつおさんの詩にこんなものがあります・

 「損か 得か 人間のものさし,うそか,まことか 神様のものさし」

 世の中を明るくするために最も大切なことは,自分には一銭の足しにもならなくても「人のため」に,そう!周囲の人が幸せになるために一生懸命に汗水を流す行動をすることだと私は思います。

徳を積む・・・「積徳」こそ,世の中を幸せにし,己の心を耕すものであると信じています。どうか,この気持ちを忘れない大人へと成長してください。

そして,来年度第2期でも一緒に活動できることを期待しています。

 

田上先生.pdf

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「交人知愛第7号」ゴミのない 美しいふるさとを目指したい

交人知愛第7号   ゴミのない 美しいふるさとを目指したい

秋がグッと深まりました。学校や公園の木々の葉も赤く色づきました。山の紅葉もここ数日でかなり進んだと思われます。晩秋ですね!!

日本の四季は絵になるというか,すごく美しい。自然の織りなす色彩は私たちの心の中まで入り込んで浄化してくれます。こんな風景が未来永劫続きますように!!

10月2日は社会貢献活動の日でした。迫川に架かる3つの橋から中央公民館までの道周辺のゴミ拾いを行いました。塾生29人のうち,25人が活動に参加し,スタッフとともに1時間半,しっかりとゴミを拾ってくれました。ありがとうございました!!

その後は迫公民館でグループに分かれて話し合い活動を行いました。この活動に塾生以外の中学生が2名参加してくれました。うれしい仲間が増えました。このような輪が広がってくれるといいですね。

集められたゴミの集積場を見て驚いたことがあります。燃えない,産業廃棄物まで捨てられていました。

市民病院の長沼川の岸には大量の酒瓶やスプレー缶などが投げ捨てられていました。想像以上にゴミが落ちていて,塾生はいろいろ考えるところがあったようでした。

ゴミを「1つ拾うこと」と「1つ捨てること」では,同じ「1つ」でも180度違います。ゴミを1つ拾えば,この地球はその分きれいになります。そして,拾った人の心の中も浄化されます

 昨今,地球温暖化が進み,世界各国の気温が上昇し,南極や北極の氷が溶けて洪水が起きたり,かつてないほどの気候変動で多くの災害が毎年のように起きています。

 私たちが今果たすべきは,小さな,誰でもできることを積み重ねながら,少しでも美しい地球を住みよいものにしていくことです。

 そして,このふるさとを後世に残してあげること。

 どんなキャッチフレーズよりも,「うつくしい自然環境に包まれた,ゴミのない登米市」こそが必要ではないでしょうか。 

 今から自分の足元に落ちているゴミを拾いながら,ディズニーランドに負けない,登米市のカストーディアルになってください。

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交人知愛第6号 見えないところで私たちは生かされている

 

耕人塾「交人知愛」6号.do

 台風16号と前線の影響で,今日は終日雨です。明日は社会貢献活動の日です。迫川に架かる3つの橋から中央公民館までの道周辺のゴミ拾いを行います。塾生29人のうち,25人が活動に参加します。ありがとうございます!!

 この話を登米耕人塾のスペシャルアドバイザーの上杉皮膚科医院の医院長先生にすると,子ども達,スタッフにぜひ昼食を提供して下さいと50人分の昼食代を支援して下さいました。

また,やはりこの塾のアドバイザーである 割烹 本田の髙橋 徹社長からお茶代を提供していただきました。

コロナ禍で,大変な時期の支出だと思いますが,快く支援して下さったことに感激しています。そして,心の中がほっこりしてくるのは私だけではないと思います。本当にありがとうございました!! 

一隅を照らす  是れ  国の宝なり                                                                                                                          

 上の言葉を聞いたり,どこかで見た人もあると思います。天台宗の伝教大師 最澄というお坊さんの言葉です。「一隅」とは今あなたのいるその場所のことです。
 お金や財宝は国の宝ではなく、家庭や職場など、自分自身が置かれたその場所で、精一杯努力し、
明るく光り輝くことのできる人こそ、何物にも変えがたい貴い国の宝である。
 一人ひとりがそれぞれの持ち場で全力を尽くすことによって、社会全体が明るく照らされていく。自分のためばかりではなく、人の幸せ、人類みんなの幸せ求めていこう。
「人の心の痛みがわかる人」
「人の喜びが素直に喜べる人」
「人に対して優しさや思いやりがもてる心豊かな人」こそ国の宝である。そうおっしゃっています。
 そして、そういう心豊かな人が集まれば、明るい社会が実現します。

 上杉先生は,登米市に将来,医療従事者になろうとする若者のために奨学金を設立しています。また毎年,登米市の小中学校に図書費を一千万単位でご寄付なされています。日本だけではありません。海外の発展途上国に学校を建てて,将来世界に羽ばたき,人々のために尽くす人材を育てる活動をしています。 医者でありながら,このように, 人の心までも癒やし,治してくれる医者を,中国では国手と呼んでいるそうです。

私たちのために支援して下さる方々は,まさに国手ですね!!

 少しでも私たちの活動が,人々の幸せの種まきになればと感じています。

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交人知愛 第5号

 

 

 

登米市耕人塾

塾長のつぶやき

第 5 号

令和3年9月27日

文責  千葉和彦
 

 

 
 

 

~社会貢献活動~

ゴミを一つ拾えば環境も心も変わる

 
 
                         

     

 コロナ禍で緊急事態宣言が出たために,先月の貴重な活動,講話が中止になりました。石巻耕人塾も活動をストップしていると木村民男塾長からお話がありました。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。登米市の新人総体も天気に恵まれて全日程を消化できました。各学校の行事も制限されながら,いろいろな思考を凝らして活動できていることはすごいと思います。思い出は「お金で買えない宝物」です。運動会,合唱コンクール,部活動,修学旅行等々の思い出は大人になっても心の中で懐かしく,赤々と燃え続けるものです。

 そういう意味においては,この耕人塾の活動も多くの塾生の心に刻まれ,将来の登米市を支える人材が輩出されるといいですね。

 令和3年度 第2回目となる活動は社会貢献活動です。10月2日(土)9:00から佐沼光ヶ丘グランドに集まってグループ毎に清掃活動を行い,その後は10:00から「登米市の未来について思うこと」について,迫公民館でグループ協議を行います。

この「登米市の未来について思うこと」は第1回目の耕人塾の時の宿題になっていたことです。忘れていた塾生のみなさんは,しっかり考えをレポートにまとめておいて下さい。

最近は,市民の皆さんのマナーも向上し,あまりゴミは落ちていません。本来は,佐沼の夏祭り終了後にゴミ拾いを行う予定でいました。今回は,佐沼大橋,錦橋,鹿ヶ城大橋の付近の清掃活動を行う予定です。軍手,火ばさみ,ゴミ袋を各自用意してください。

ゴミを拾うこと,トイレ清掃をすることは,仏教では「徳を積む(積徳)」という行為にあたります。このような,人が嫌がる仕事を進んで引き受けることは,自分の心をすこしずつきれいにしてくれます。

身を粉にして清掃すると,誰に褒めてもらわなくても自分の心の中がほっこりしてくる経験がみなさんもあると思います。しかも,誰に頼まれなくても自ら進んで行えば尚更です。これまた,禅語では「随所主」といいます。

環境も美しくなるだけでなく,心の中もスッキリして一石二鳥の効果がありますよ!!がんばりましょう!!

塾生の中には高校3年生で大学受験を控えている人や中学3年生で高校受験を控えている人がいます。神社で手を合わせることも大切ですが,「運を向上させる」ためには徳を積むことが一番です。学力向上のために机に向かうことは受験生にとって貴重ですが,見方を変えると,こうした少しの時間を多喜のために使うことも社会勉強になります。

天気に恵まれ,いい活動が出来るように心から祈っています。

 

 

積徳 随所主 是(こ)れ 則(すなわち) 強運を呼び込むコツなり
 
 

                                                                                                                          

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交人知愛第4号

 

 

 

 

 


登米市耕人塾

塾長のつぶやき

第 4 号

令和3年8月24日

文責  千葉和彦

 

~登米耕人塾の船出~

未知なる航海で出会う多くのことに                   

     

 令和3年7月31日(土) 登米耕人塾の開塾式が行われました。石巻耕人塾 塾長 木村民男先生が忙しいスケジュールを縫ってご出席くださいました。また,耕人塾のアドバイザー尾形茂樹氏,岩渕 陽氏が来賓として参加されました。

 開塾式の中で「登米耕人塾に期待すること」と題して木村民男先生が講話をして下さいました。開塾式の様子を石巻耕人塾ホームページの塾長メッセージ「感応道交」で紹介して下さいましたので掲載します。

 また,木村民男先生が「開塾式に塾生の保護者の方々が参加して私の話を熱心に拝聴していたことが印象的でした。子どもとともに親が学ぶ姿勢はとてもたいせつなことですね」と感想を述べていました。

 民塾長のちょっといい話44 2021.08.06
7月31日(土)18:30、「登米耕人塾」開塾式に参加してきました。「登米耕人塾」は『耕人塾』協力員の千葉和彦先生が地域の方々と立ち上げ、『耕人塾』の趣旨や指導方針等を踏襲し、年間5回の活動を計画しています。塾生は28名(内『耕人塾』にも参加している塾生7名)で、運営委員・教学委員を入れると総勢40名以上の参加でした。「登米耕人塾に期待すること」と題して講話をしたのですが、塾生の態度は真剣そのもので、その志の高さに感銘を受けてきました。グループ討議も和やかな中にも建設的な意見が多く出され、班ごとの発表もしっかりしたものでした。
『耕人塾』の趣旨に「市民を巻き込んだ学びの場とする」があります。今後、『耕人塾』の趣旨が塾生のみならず、運営委員や教学委員、市民へと輪が広がっていくことを願っています。その意味でも「登米耕人塾」は大きな一歩になるのではないかと思っています。

 

登米耕人塾は「アクションT」と称してこれからいろいろな活動を行っていきます【「T」は「登米市」,「together(共に)」「tomorrow(明日という未来に)の3つの頭文字」】これから出会う未知なることに積極的に,そして前向きに取り組みましょう。

 ぜひ,耕人塾生として当たり前のことをさりげなくできるように心がけたいものです。

社会貢献活動は一人で行うことは難しいことですが,みんなで力を合わせれば大きなうねりとなって実現できるものです。どんなことでも,「やってあげる」のではなく,「させていただく」謙虚な姿勢で,誰に対しても笑顔と感謝の気持ちで接していきましょう。

 第2回目の耕人塾は8月28日(土)宝江ふれあいセンターです。講師に 前登米市長 布施孝尚氏をお招きしています。感染対策をしっかりして参加して下さい。                                                                                                                                         

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交人知愛第3号

耕人塾「交人知愛」3号.doc

 

 

 

登米市耕人塾

塾長のつぶやき

第 3 号

令和3年7月31日

文責  千葉和彦

~開塾式に向けて~

心と体を鍛え,徳を養い,知を高める

 7月20日には,運営委員・教学委員合同会議が登米市迫町森公民館で行われました。ほとんどの運営委員,教学委員の方々が,忙しい学期末にもかかわらず,顔を揃えて下さいました。ここで,令和3年度の活動内容が明確になり,さらに運営委員の役割分担,教学委員の仕事内容の確認を約2時間に渡って検討しあいました。

こうして,この日が来るまで多くの人々の支えがありました。

どんなことでもそうですが,一つのことを為すためには,まず,己の無力さを知ることだと思います。その上で,いかに多くの人々の力を借りていけるか。

 私のような無力な人間は,その無力さを包み隠さずにさらけ出して事に当たることが一番大切。そこで,出会った人々の考えを受け入れ,咀嚼して,感謝の心で意見やご指導を取り入れる・・・・・

当たり前のことなのですが,すごく難しい。

 私は若い頃,無鉄砲で,他の先生方から「梵天丸」と呼ばれていました。「梵天丸」とは伊達政宗の幼少の頃の呼び名で,わがまま,気ままで,人の話を聞かないという,正宗の幼い頃そっくりだったところからついたあだ名でした。

 正宗がある師と出会い,「梵天丸も,かくありたい」と思うようになり,名将と呼ばれるまでに成長しました。

 私の場合は周囲の素晴らしい方々との出会いがあったのはいうまでもありませんが,ある先生からの一言が大きく私を変えてくれました。

その言葉を紹介します。「我を非として向かう者は,我が師なり」

今も私のデスクマットに貼られています。

自分の考えと違う人や,自分を批判してくれる人こそが,自分を成長させてくれる人生の先生という意味です。人はともすれば,自分の都合のいい人だけを受け入れ,自分の都合のいいように事をなしたがるものです。

 しかし,そんな自分主義な行動は心の領域を狭め,気がついたときには真の理解者はいなくなります。

 志を高く持って生きるためには,まず人の話をよく理解し,我欲を捨てて,周囲を受け入れ,心の領域を大きくしていくことが大前提になります。そう,海のような全てを受け入れられる心をもちたいもの!!

 この耕人塾で多くの人と出会い,,人間力を磨くために,心と体を鍛え,徳を養い,知を高めていきましょう。

 石巻耕人塾 塾長 木村民男先生が登米市耕人塾の開塾式のためにお作りになった「民男流 志を高く持って生きるための十か条」を資料の中に入れましたのでご覧ください。

                                                                                                                                           

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交人知愛第2号

      ~スタッフ会議を開催しました

     困難な時ほど自分の力が問われる

 

7月11日(日)に割烹「本田」の二階をお借りして,第1回スタッフ会議を開催しました。この耕人塾は方向性をアドバイスして下さるアドバイザー,耕人塾を運営する事務方の運営委員,塾生とともに活動をサポートしてくれる教学委員に分かれています。この方々の代表が集まって開塾に向けての検討会を行いました。出席メンバーは9名ほどでしたが,約1時間に渡っていろいろな話し合いができました。

 7月20日には,運営委員・教学委員合同会議が登米市迫町森公民館で行われます。ここで,令和3年度の活動内容が明確になります。前回もお話ししたように,何もかも手探りの状態です。

 きっと思いもかけない困難な状況にぶち当たることがあるかもしれませんが,それを乗り越えていくことが耕人塾の成長につながると確信しています。

 石巻耕人塾もきっと,このような白地図を少しずつ,少しずつ色づけして,不動のものになったのだと思います。

 いままで,教師という仕事を通じて学んだことがあります。それは「できないことを言い訳にしない」ということです。

 「忙しいから」「お金がないから」「自分にはできるわけがないから」などと理由を並べてしまうと,本当に何も出来ない人間になってしまいます。

同じ考え方でも「できるためにはどうするか」を考えた方が今は苦しくても,やがて自分の人間力が確実に大きくなってくると思います。

私が教師生活を37年続けていった中で,生徒指導困難校と言われた学校に勤務したのがその三分の二,言葉にできないくらいの困難な状況の中で生きてきました。ときには教師のプライドを捨てて,あるときは苦しくて泥酔するくらい呑んで,涙しながら・・・・・でも,そんな状態をひたすら耐えに耐えて,一筋の光が見えたときの喜びはなんとも言葉に出来なかったことを思い出します。

 いつかそんなことが生きる自信につながるのだと思います。「やまない雨はない 夢を持てば太陽が見えてくる」という言葉のある通り,これからの塾生にはそんな困難に立ち向かえる人間力を持って欲しいと心から願っています。

 そして,私たちスタッフも困難に立ち向かうだけの勇気を耕人塾生とともに学び,人間性豊かな塾生を育てていきたいと思います。

 いよいよ開塾です!!

共に,明日に向かって,登米市の未来を創りましょう!

 

 

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「交人知愛」第1号

幾つになっても人生は学び続けること

1耕人塾「交人知愛」.pdf

 七月になり,令和3年度も折り返しの月に入りました。NHKの朝ドラ「おかえりモネ」で登米市が一躍脚光をあびているこの時期に「登米市耕人塾」を立ち上げました。

 コロナ禍の大変な時期ではありますが,「歳月人を待たず」という言葉がある通り,今の登米市の中高生を本気になって育て上げようと一大決心をしました。どうか,皆様の力でこの耕人塾が末広がりに成熟していけますようにご指導をお願いします。

 今から10年前,東日本大震災の次の年に,大被害を受けた石巻市をなんとか世界に誇れる地域にしようと,当時の東松島市教育長だった木村民男先生がいち早く人間力のある若者達を育成しようと「石巻耕人塾」を立ち上げ,地域の財界人や校長会などの協力を得ながら,精力的に活動を展開していました。私自身も微力ながら協力員として,数回参加させていただきました。その素晴らしさに感動し,私もいつかこのような「学び塾」をつくりたいと考えるようになりました。そのため,一昨年から勤務する登米市立中田中学校剣道部の生徒を石巻耕人塾に入塾させて,その基盤づくりを続けてきました。さらに,木村民男先生に相談し,石巻耕人塾と連携を取り合いながら,この「登米市耕人塾」にも石巻耕人塾同様,人間力育成の学び塾を立ち上げようと少しずつ組織化してきました。「若者を育て上げる」というと,いかにもすごいことのように感じますが,地域を愛し,日本という国の素晴らしい文化,伝統を見直して,それらを誇りに思い,世界に発信していく人間を育てることと,私は捉えています。その中で,人の愛を知り,利他の心で自らを磨き,人間力のある若者を少しでも多く育て上げられたらと思う次第です。私の人生,教育,剣道の偉大なる師匠である木村民男先生が支えになってくれることは登米市耕人塾に関わるスタッフも全てにおいて学び直しのできるチャンスです。私が校長時代に教育長だった民男先生に常に言われ続けていた言葉,「学びゆく者のみが,教える権利を持つ」を今も胸に刻んでいます。教師だけではありません。親だってそうです。自分が精一杯,人生を学び,自らを高めようとする大人の姿を,純粋な子ども達に示すことにより,その姿勢を子ども達自身も学ぶのだと思います。子ども達のみならず,市民の方々のご参加を心からお待ち申し上げています。

 

第1号 令和3年7月2日 文責 千葉和彦

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