ブログ

塾長メッセージ

交人知愛第5号アップしました

2022年10月22日 今日は第5回研修会です。登米救急隊の方の救急隊の方のお話を拝聴します。交人知愛第5号をアップしました。

交人知愛第5号.docx

 

  
 


登米市耕人塾

塾長のつぶやき

第2期 5号

令和4年10月22日

文責  千葉和彦

~これからは~

引き受けた仕事は試され事
いよいよ今日で5回の研修は終了です。いろいろな行事と重なって参加できなかった時もあったと思います。それでも調整をしながら全てに参加してくれた塾生も数多くいました。お疲れ様でした。

次回は閉塾式です。できれば一人ひとりに修了証を手渡ししたいと思います。

昨年度はコロナのために代表で受け取ってもらいましたが,いつも「コロナのためにできなかった」と言い訳をしていたら,これからは何も出来なくなります。人生は一期一会!!「どうすればできるか」を考えるようにしたいと思っています。

佐々木崇哉さんという運営委員がいます。彼の経歴は美大卒!いつも,どんなことも精一杯仕事をこなします。今,豊里小学校に勤務しているのですが,学芸会で使用する小道具の製作を頼まれています。その出来栄えがまたすばらしい!!魚や樹木が本物のようです。彼は書道も師範の免許を持っており,看板製作から賞状の作成に至るまでひっぱりだこ!!私も耕人塾の仕事をお願いするのですが,いやな顔ひとつせずに引き受けてくれます。出来栄えはプロも腰を抜かすほど・・・。決して頼まれ仕事と思わずにするから,こうした完成度になるのだと思います。まさに,頼まれ事は試され事!!信頼を勝ち得る秘訣です。

私が教頭時代のことでした。当時の校長先生が,私にある仕事を依頼しました。教師の仕事とは全く関係のないボランティア。私は内心「こんなに忙しいのに」と思いながら,夜遅くまでやりました。

ところが,精一杯仕上げたはずの仕事が,ミスばかり・・・・・。校長先生がとうとうやり直す羽目になってしまいました。この失敗から私は多くのことを学ばせていただきました。

「嫌々やっていてもいい結果は生まれないこと」「やれされているうちはけっして自分の力にならないこと」「『忙しい』を理由にしているうちは,何をやっても中途半端で終わってしまうこと」・・・・・最も大切なことは「俺がやらなければ誰がやる」という使命感を持つことです。本当の信頼はそこからしか生まれません!!

昨日,ドラフト会議で巨人が1位指名した高松商業高校の浅野翔吾選手がこんな話をしていました。

「イチロー選手が私達の学校に来て指導してくれたとき,『全力で事に当たるなかで,形を作れ!』という言葉をいただきました。つまり,どんなことにも手を抜かずにやりきれということです」

「忙しいから」「頼まれたことだから」「後でやるから」という気持ちからはいい仕事は出来ません。

最後に,塾生の皆さんも,いろいろな機会に仕事を頼まれると思います。心を込めて,使命感を持ってやり抜いて欲しいと思います。そして,そのとき大切な心構え!!「してあげる」ではなく,「させていただく」という謙虚さを持つことです。                                                                                                                                               

0

交人知愛第4号アップしました

 

 

 

 

 

第4回の研修会が9月25日 長沼フートピア公園で開催されました。おかえりモネの舞台になって全国的に知名度が上がったこの公園は,多くのアウトドア派の人々がオートキャンプで訪れる場所でもあります。

 今回は奉仕作業。中学校新人大会の前週ということもあり,参加人数が少ないことが予想されましたが,25名の塾生と9名のスタッフが参加してくれました。

それに加えてスタッフの家族も手伝ってくれました。千葉宏幸 教学副委員長と美人奥様,かわいい3人の子どもたちと岩渕有座・あゆみご夫婦スタッフの2名のかわいい子どもたちが一生懸命ゴミ拾いに汗を流してくださいました。こんな風景を見ていると疲れも吹っ飛んでしまいます。本当に有り難うございました。

1週間前にクリーンキャンペーンで清掃作業したことや利用する人々のマナーアップで大きなゴミはありませんでしたが,ゴミ袋1つ分のゴミを回収することができました。

今回の作業は「積善陰徳」・・・人知れず人のために尽くして 自分の徳を積んでいくもの。ゴミを拾うことで地球という環境が美しくなり,さらには自分の心を浄化する。まさに一石二鳥ですね!!

今回の奉仕作業から耕人塾のロゴ入りのピンク色ビブスをつけての活動となりました。

終了後は耕人塾スペシャルアドバイザーである上杉皮膚科医院医院長 上杉恭弘先生がお弁当を50個プレゼントしてくれるビッグサプライズ!!本当に感謝感謝の1日でした。

0

交人知愛第3号

交人知愛第3号.pdf

第3回の研修会が8月20日 米山町中津山公民館で開催されました。登米市民病院の診療看護師として毎日忙しく働いている大槻 恵さんが講師を務めてくださいました。

 大槻さんは中田町出身で,中田中学校時代は私の教え子でした。真面目で,どんなことも責任感あふれる活動をする生徒だったことを今でもはっきりと覚えています。熱意と誠意の感じる講話は,拝聴する塾生や耕人塾スタッフの心の中に響いてきました。

 仕事はもちろんのこと,中学校時代に登米市中学校弁論大会に出場した原稿もしっかり保管していて,この研修会で披露してくれました。

 大槻さんの看護師になるきっかけはおじいちゃんの事故がきっかけでした。仕事中の事故で障害者になったおじいちゃんを必死に看護するおばあちゃんの姿を見て「私も将来看護師になって,身も,心も傷ついた患者さんに優しさと生きる勇気を与えられる人になりたい」と考えるようになったということです。

 以来,多くの時間を費やし,妻として,母として家庭と仕事を両立させるかたわら,大学院を出て,いろいろな資格を取って,診療看護師になり,現在忙しい日々を送っています。

 講話の一つ一つの中に,熱血さと純粋さが伝わりました。時には,思いをこらえきれずに涙する場面が,一層塾生たちの心を引きつけました。

 講話終了後に,いろいろな質問を受けて,一つ一つ丁寧に応えてくれました。本当に「命の現場」を感じさせる,素晴らしい研修会になりました。

 大槻さんのように自分の信念を貫き通せる大人はとても魅力的です。自分の仕事に誇りを持ち,突き進む覚悟が見えます。また,いつも多くの耕人塾スタッフの皆さんが支えてくださったことも感激です。塾生のみなさん!!中高生に真剣に関わってくれる大人がいることを支えにしながら,大志を抱いて下さい。

 

0

交人知愛第2号

 

登米耕人塾

塾長のつぶやき

第2期 2号

令和4年8月9日

文責  千葉和彦

~患者の命と向き合う~

東大病院から地方の医療充実のために                    

  今回はやまと在宅診療所の所長「田上佑輔先生」に講話をいただきました。

 7月23日は宮城県中総体があり,数人の塾生がその関係で講話を聞くことが出来ませんでした。それでも26名の塾生が参加し,熱心に講話に耳を傾けていました。

 また,今回は登米市の多くの店舗で見かける「まちナビ」が取材に駆けつけてくれました。この広報誌は「現役中高校を応援するメッセージ」のコーナーを企画しており,毎月3万部発行するすごく熱い応援紙です。手に取ってみてください。佐沼高等学校の部活動紹介やラグビー部の活躍の様子,あるいは古川学園吹奏楽部の演奏会等々,身近なスクールナビが満載!!勉強になること確実ですよ!!

 今回の講義は,田上先生の生方方,考え方,仕事の様子を深夜TVでドキュメンタリー番組として30分放映されたものを一部始終を見てもらいました。

 そしてその後,田上先生をはじめとする医療スタッフを支えるコーディネーターである菱沼さんにやまと在宅診療所の現場の姿を伝えていただきました。

 その後に田上先生が医師として,どのように患者の最後まで看取るか,その覚悟と,医師としてではなく,患者と接する一人の人間としての苦悩を赤裸々に話してくれました。

 塾生に「苦しいときこそがんばれ」と話しかける先生の言葉は,先生自身へ投げかけているようだと私は感じました。

 塾生から多くの質問が寄せられ,時間が足りなくなってしまいました。講話の後,田上先生は仙台に向かわなくてはならず,タクシーでくりこま高原駅へ・・・・30分近くタクシーを待たせ,熱く耕人塾生に時間を割いてくれました。田上先生!本当に有り難うございました。

 今回,「忘己利他」と揮毫した色紙を塾生一人ひとりに配布しました。

これは,運営委員の佐々木崇哉先生が多くの時間を費やして書いてくれたものです。大切に飾り,この意味を胸に刻んでほしいとおもいます。

                                                                                                                                                    

0

交人知愛第2期1号

交人知愛第2期第1号.pdf

 この写真は皆さんご存じのように登米尋常小学校(登米小学校の前身)です。私の学び舎でもあります。
 今考えると,この学校が私の人生の出発点だったと思います。この校舎の前に小学校6年生の頃,いたずらをして正面にある校舎のバルコニーにバケツを両手に持って立たされたこともありました。でも,その担任が後に,東和町の教育長となり,私を東和中学校の教師として採用してくれました。これが本当の「縁」なんですね。「人はご縁で生きている」とはまさにこのことです。
 さて,第2期耕人塾生の皆さん!! 入塾していただき,心から感謝申し上げます。
 この耕人塾は昨年度から活動していますが,第1期から引き続き入塾して,多くのことを学ぼうとしている塾生もいます。とても素晴らしいことだと思います。学ぶことにゴールはありません。学校で知識を学ぶことも大切なことですが,いろいろな機会に多くの人たちと出会い,生き方や考え方を吸収することは学校という小さな枠の中ではなかなかできませんし,それこそが人間力を育ててくれる力となります。どうか,多くの人と出会い,学び,自分自身を成長させて欲しいと思います。
 塾生の皆さんと同様に,私たちスタッフも多くの人と出会い,学びながら,人間として一回りも二回りも成長していきたいと思います。もちろん,あなた方と出会えたことも「一期一会の縁」ですから,塾生の皆さんからもいっぱい吸収したいと思います。どうかよろしくお願いします。
 今年度のテーマ「「自他の生命の大切さを見つめ直し,命を守るために自分たちのできることを考えよう」は現場で働く人々の話を聞きながら,「今 自分に出来ること」「今 大切にしなければならないこと」を考え,周りの塾生と意見を交換しながら「考動 発信 未来に!!」を掲げて実践に結びつけていきたいと考えています。登米市の現状も知りながら,登米市の魅力も発見出来たら最高ですね!!
 
1号の結びに,第1期塾生だった佐藤小寿百さんと浅野美咲さんが大学に進学しながら,スタッフになってくれたことも私たちには大きな喜びです。

0