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塾長のつぶやき第8号

 耕人塾「交人知愛」8号.pdf

 

今日は登米耕人塾 第1期修了式の日です。コロナ禍で,5回を予定したアクションTが4回で終わったことは残念なことではありますが,4回のアクションTは本当に素晴らしいものだったと思います。運営委員や教学委員のスタッフも全てが始めてのことであり,いろいろなことが制限されて,闇の中を手探りで突き進むような状態で知恵を出し合い,今日という日を迎えました。

 でも,そんな時ってみんな必死なので一番良いものが出来上がるし,思い出にも残るものです。みなさん!!本当にお疲れ様でした。そして,有難うございました。

また,尾形ヘッドアドバイザーや多くの会社の方々から協賛をしていただいたことも,私たちにとっては活動の原動力になりました。厚く御礼申し上げます。

 前回の講話で,やまと在宅診療所登米の医院長 田上佑輔医師にも,快く,無償で講演を引き受けていただきました。とても,ためになる素敵な内容でした。朝日新聞に掲載された若き外科医 田上佑輔医師の記事を皆様に紹介します。郷土タイムスに掲載された記事と併せてご覧下さい。

 さて,第1期の修了にあたって,私の方から塾長メッセージをお届けします。

 私が,東松島市立矢本第一中学校の校長をしていた時,当時東松島市の教育長をされていた石巻耕人塾 塾長の木村民男先生からいつも校長会で話されていたことがあります。それは「不如学(まなぶにしかず)」ということ。教える者は教えられる者以上に,常に学び続ける姿勢を持たなければならないということです。

 私は今も中田中学校で教師生活を続けていますが,生徒以上に情熱と学び続ける姿勢を持ち続けようと思っています。この2つのいずれかでも欠けてしまった時は教師生命に幕を降ろす時だと考えています。塾生の皆さんも常に学び続ける気持ちを持ちながら,夢をつかんで欲しいと思います。

 そういう意味においては,この耕人塾も1期で終わるものではありません。2期も,3期も塾生として学び続けてほしいと強く願っています。そして,いずれは耕人塾のスタッフとして後輩達を育てる側になってくれればこんなにうれしいことはありません。

 また,書家であり,詩人でもある相田みつおさんの詩にこんなものがあります・

 「損か 得か 人間のものさし,うそか,まことか 神様のものさし」

 世の中を明るくするために最も大切なことは,自分には一銭の足しにもならなくても「人のため」に,そう!周囲の人が幸せになるために一生懸命に汗水を流す行動をすることだと私は思います。

徳を積む・・・「積徳」こそ,世の中を幸せにし,己の心を耕すものであると信じています。どうか,この気持ちを忘れない大人へと成長してください。

そして,来年度第2期でも一緒に活動できることを期待しています。

 

田上先生.pdf