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交人知愛第2号

 

登米耕人塾

塾長のつぶやき

第2期 2号

令和4年8月9日

文責  千葉和彦

~患者の命と向き合う~

東大病院から地方の医療充実のために                    

  今回はやまと在宅診療所の所長「田上佑輔先生」に講話をいただきました。

 7月23日は宮城県中総体があり,数人の塾生がその関係で講話を聞くことが出来ませんでした。それでも26名の塾生が参加し,熱心に講話に耳を傾けていました。

 また,今回は登米市の多くの店舗で見かける「まちナビ」が取材に駆けつけてくれました。この広報誌は「現役中高校を応援するメッセージ」のコーナーを企画しており,毎月3万部発行するすごく熱い応援紙です。手に取ってみてください。佐沼高等学校の部活動紹介やラグビー部の活躍の様子,あるいは古川学園吹奏楽部の演奏会等々,身近なスクールナビが満載!!勉強になること確実ですよ!!

 今回の講義は,田上先生の生方方,考え方,仕事の様子を深夜TVでドキュメンタリー番組として30分放映されたものを一部始終を見てもらいました。

 そしてその後,田上先生をはじめとする医療スタッフを支えるコーディネーターである菱沼さんにやまと在宅診療所の現場の姿を伝えていただきました。

 その後に田上先生が医師として,どのように患者の最後まで看取るか,その覚悟と,医師としてではなく,患者と接する一人の人間としての苦悩を赤裸々に話してくれました。

 塾生に「苦しいときこそがんばれ」と話しかける先生の言葉は,先生自身へ投げかけているようだと私は感じました。

 塾生から多くの質問が寄せられ,時間が足りなくなってしまいました。講話の後,田上先生は仙台に向かわなくてはならず,タクシーでくりこま高原駅へ・・・・30分近くタクシーを待たせ,熱く耕人塾生に時間を割いてくれました。田上先生!本当に有り難うございました。

 今回,「忘己利他」と揮毫した色紙を塾生一人ひとりに配布しました。

これは,運営委員の佐々木崇哉先生が多くの時間を費やして書いてくれたものです。大切に飾り,この意味を胸に刻んでほしいとおもいます。